思いついたら作りたい
　試作的露天風呂

お客様の露天風呂作りのヒントになるんじゃないか
あるいは、こんなことをやっている会社ならと
遠慮なく気軽に相談してもらえるんじゃないかと思いまして
当社のチャレンジや構想を
恥ずかしながら（？）ご披露します

◎くすのき露天風呂〜天井が抜けているから一応露天風呂です 子供の頃って、たとえば押入れの中とかダンボールの中とか、秘密基地みたいな囲まれた空間で遊ぶのが、とても楽しくなかったですか？ あれって、大人になった今でも、基本的には変わっていない本能のようなもので、このお風呂に入って空を見上げていると、ある時はとても落ち着いたり、またある時は無性にワクワクしたり、その時々で童心に戻っているように感じます。 さらに、秘密基地では、仲間だけの”ルール”や”ストーリー”ができて、それにしたがって始まる”ごっこ”でますますストーリーが膨らんでいったりして、想像(妄想？）力だけで何時間も遊んでいました。 その頃の妄想と同じ性質のものなのかどうかはわかりませんが、このお風呂、夜空の星など見上げながら考え事をするにはもってこいです。事実擬木風呂のアイディアのいくつかは、この浴槽から生まれました。 難点は、浴槽が小さいわりに高いということ。全面擬木ですから、売るとしたら１００万円くらい頂かないと・・・ ボツにするには惜しいところまでいっています。 この発想、どうにか活かせないですかね？？
◎Egg Bath(エッグバス)〜オヤジ３人の遊び心の結集です 特注浴槽部門は、設計の(株)アールアンドエム札幌の担当者と、木型の(株)遠藤木型社長、そしてＦＲＰ成形の当社社長が夢を持って力を合わせて取り組んでいる事業です。 遠藤木型さんが国内最大級の同時５軸制御ＮＣ機を導入したのを機に、デザインの自由性が一気に広がりましたが、依頼を受けるのはいつも代わり映えしない形の浴槽ばかり。 業を煮やした我々オヤジ３人が、あれこれ考えた末に、広告塔のつもりで、それぞれ自腹を切って作ったのがこのEgg Bath。発泡スチロールをＮＣ機で切削後、ＦＲＰを被せてからゲルコートの塗布と研磨を繰り返し、わずかにタマゴの殻のような感触を残して完成させました。 2006年の北海道ビジネスＥＸＰＯに出展し、テレビ取材を受けるなど大評判となりました。 固定観念に囚われると、入りづらいし出づらいし、屋根の意味がわからないし、と全くナンセンスな浴槽なんですが、それでもなぜか入ってみたくなる・・・これって心と身体を癒す浴槽としては最上級の代物じゃないんすか？？ 包まれる感覚が、くすのき露天風呂にも共通する安心感を与えてくれます。母の羊水の中に戻ったようなやすらぎ・・・と言ったらＪＡＲＯに訴えられるかな？
◎露天風呂テーブル（パラソル立て付き）〜どこまでもこだわってみたくって 「休日の昼下がり　ビール片手に露天風呂」 これが露天風呂を作ろうと思い立った時に描いた最初のイメージでした。 ビールを飲むにはテーブルがあると便利だ！ もちろん切り株風のテーブル！ そして絶対に簡単な取付け取外し！ お昼に入るならパラソルも！ と夢は広がり抑え切れなくなって作っちゃいました。 実際入ってみると、う〜ん、贅沢この上ない！箸もお皿もテーブルに置いて、ちょっと本格的なつまみも用意して、気分はもう北海道にいながらにして、南国リゾート気分！ ついビール飲みすぎちゃって、具合悪くなっちゃいました・・・気をつけて・・・ 入ってみると全然狭く感じないのですが、外からはテーブルのせいで窮屈に見えるようで、周囲の人にはあまり良い評価をもらっていません。 蹴っても倒れないように埋め込みのネジ止め細工したりして、結構凝った作りなんですよ。 無くても我慢できるけど、あると手放せなくなる、そんなテーブルは露天風呂の楽しみ方をさらに広げる秀逸品だと思うのです、私は・・・
◎ユニット露天風呂〜手軽さの追求 一般家庭への露天風呂の普及には、値頃感と手軽さが重要です。 私の「一家一露天風呂」構想を話すと、ほとんどの人に隣家からの「目隠し」の問題を指摘されます。そんなのアイディア次第でどうにでもなるんですけど・・・でも、お客さんに余計な気苦労をかけずに、置くだけの露天風呂を作れないものかと、ゴールデンウィークを返上して作ったのがこの「ユニット露天風呂」 ・・・・・・・・・・・ １坪という中途半端な大きさがいけなかったのか、やはり３面壁には無理があったのか、非常にくつろげない露天風呂になってしまいました・・・ せっかく苦労して作った手前、捨てるのももったいなくて会社の前に飾っていますが、ここまで形になった試作品の中では、かなりの駄作となりました。 だけどもだけど・・・ 挑戦と失敗は色んなノウハウを学べます。今回も、永年温めていた技法が、考えていた以上に難しいことがわかったりして、得るものも多かったから、いいんですいいんですいいんですいいんです・・・
◎お花のお風呂〜おとぎばなしに出てくるような浴槽 前出、特注浴槽の親父３人衆は、夢こそ同じであれ嗜好はそれぞれ違います。 設計担当者は、比較的シンプル・スマートなデザインが好きです。時代の流れにも乗っていますので、そういう方が設計屋さんで良かったと思いますが、格好よいデザインに仕上げるのが難しいのがシンプルデザインの難点です。 木型屋さんはユニークです。ハイヒールの形とか揺れる浴槽とか、ニーズがあれば是非やってみたい発想を持っています。 そして私は見ての通りです。 可愛いものが好きです。ディズニーランドみたいな夢の世界の様なものが好きです。 でもちょっとくどいのが残念です。 別に注文もらったわけでもないのに、腰掛やステップを付けるあたりが、お風呂屋さんっぽいでしょう？ 絵ではわかりづらいけど、底はちゃんと排水口に向かって勾配も付いているんですよ。 この形なら設計料無料！今すぐ製作可能です！！ 作らせてくれるなら、精一杯お安くしますから、誰かこんな感じのものご注文いただけませんか？
まだまだチャレンジは続いています！ 順次更新いたしますので、時々覗きに来てください。